最近の軽自動車の進化には、目を見張るものがありますね。
衝突防止の自動ブレーキなど、普通車と同じような機能も充実。
それでいて買う時も維持費も安く燃費もいいのですから、
軽自動車の人気はますます高まっていきそうです。
それに軽自動車は高速料金も割安ですよね。
でも何故軽自動車の高速料金って普通車より安いの?
そう疑問に感じたことはありませんか。
そこで今回は軽自動車の高速料金はナゼ普通車よりも安いのかについてしらべてみました。
興味のある方はご覧になって下さいね。
高速料金で軽自動車は普通車よりナゼ安いのか?
これまでは「軽自動車で高速道路を走るのは、ちょっと不安…」と考えていた方も多いはず。
ですが今の軽自動車なら、快適ドライブが楽しめますよ!
さて、高速道路といえば気になるのが料金のこと。
軽自動車の高速料金は、普通車に比べて2割安くなっています。
そこで素朴な疑問。
「なぜ軽自動車だと安くなるの?」
NEXCO東日本や西日本によると、高速道路の料金は
①車両がどのくらい道路を傷めるか=原因者負担の考え方
②車両がどのくらい道路の面積を占めるか=占有者負担の考え方
③高速道路を利用することで、利用者にどれくらい利益があるか=受益者負担の考え方
を考慮して決められているそうです。
①車両がどのくらい道路を傷めるか
これは道路のメンテナンス費用に直結する問題です。
車の重量が重ければ重いほど、道路は重みを受け止めて削れてしまいます。
しょっちゅう削れてしまうと、ひんぱんに舗装をやり直さなくてはなりません。
そうなれば工事費はもちろんのこと、工事のたびに通行止めになりますから、通行料という収入源を失ってしまいます。
高速道路を管理する側としては、できるだけ工事をしないで、安全な道路状況を保っておきたい…というのが理想なのです。
その点軽自動車は、名前通り車体重量が軽いので「道路に優しいクルマ」といえますね。
②車両がどのくらい道路の面積を占めるか
これは道路の渋滞や、サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の敷地面積と関係があります。
GWや年末年始の風物詩ともなっている、高速道路の大渋滞。
クルマ1台あたりの車長は大きな違いがなくとも、何百台と連なってしまえばかなりの差になります。
軽自動車は車長が3.40m未満ですから、1台あたりが道路上で占める長さもおのずと短くなりますね。
また、高速道路になくてはならないSA・PA。
昨今は一般道からも入れたり、ドッグランや温泉があったりと、アミューズメントパークのような存在になりつつあります。
そこで重要なのが駐車スペースです。
SA・PAの駐車場といえば大型トラックやトレーラーが何台も停まっているイメージがありますが、それらの駐車スペースを十分に確保しなければなりません。
狭い日本。限られた敷地の中で、大型車とそれ以外のクルマの駐車スペースを効率よく確保するのはいつも悩みの種です。軽自動車はこんな時も、小さな車体で貢献しているんですよ。
③高速道路を利用することで、利用者にどれくらい利益があるか
高速道路は、いろんな目的でいろんな人=クルマが利用します。
遠い観光地まで、速く、楽に移動したい一般の利用者。
たくさんの商品を積んで、少しでも早く客先に納品して利益を上げたい企業。
それぞれの人が高速道路を利用することで、さまざまな利益が生まれます。
一度に運べる人や荷物の量、節約できる時間やガソリン代などを考慮して「高速道路を使うことでトクをする人は、それに見合った料金を支払ってください」という考え方です。
軽自動車の「高速道路を利用するおトク度」を考えてみると、普通車や大型トレーラーなどに比べればやはり少なくなりますね。
その分、料金も抑えられている…というわけなのです。
軽自動車の高速料金が普通車より安いのには、こんな理由があったんですね!
まとめ
いかがだったでしょうか。
もちろんの話ですが、ただなんとなく安くしてみました~
というような事ではなかったようですね(笑)
理由を聞いて納得された方も多かったのではないでしょうか。