みなさん醍醐寺の紅葉を見たことはありますか?
桜でも有名な醍醐寺ですが秋には紅葉がとっても美しいんですよ。
特に三宝院庭園の紅葉は別格の美しさです!
今回はそんな醍醐寺の紅葉の見頃やライトアップ情報についてまとめていますので御覧ください。
醍醐寺の紅葉について
醍醐寺は京都市伏見区にある、京都市内の中で最も大きい寺院であり、真言宗醍醐派の総本山となっているお寺です。
874年(貞観16年)、空海の孫弟子にあたる理源大師聖宝が開山した歴史ある寺院で、薬師如来を信仰の対象として最も尊重しています。
後醍醐天皇が、この醍醐寺を自らの祈願寺として、手厚い庇護をかけていました。
醍醐山の200坪にも渡る広大な敷地の中に境内を持ち、その中には金堂や五重塔、薬師堂などが立ち並んでいます。
国宝、重要文化財を含む10万点以上に文化財を所有していて、古都京都の文化財として世界遺産にも登録されています。
醍醐寺の最も特徴的な点は、様々な種類の植物の木が植えられている、ということです。
桜で有名な醍醐寺ですが、その境内にはモミジやイチョウ、コナラ、ミョウブなどの落葉広葉樹も多く植えられており、秋になると綺麗に紅葉し、見る者を圧倒させるほどの絶景となります。
やはりその見事な景観から、国内問わず海外からも多くの観光客が訪れて、紅葉を楽しむほどです。
醍醐寺のその広大な敷地から、どこを訪れても綺麗な紅葉を見ることが出来ます。総門から入り、正面にある仁王門をくぐるとそこにはモミジのトンネルがあります。
上醍醐への登り口の手前にある、観音堂が建つ池の周り一帯は「林泉(りんせん)」と呼ばれており、下醍醐の中でもひときわ綺麗な紅葉のスポットとなっています。
中でも、特別史跡と特別名勝にもなっている三宝院は、1番の紅葉スポットと言っても良いでしょう。
1115年(永久3年)に造られた三宝院には、醍醐の花見として豊臣秀吉本人が基本設計をした三宝院庭園があり、そこは厳かな庭園と紅葉が見事に合った美しい景色を見ることが出来る場所です。
その美しさから、秀吉が醍醐のモミジ狩りを心待ちにしていたほど。秀吉はその景色を見る前に生涯の幕を閉じましたが、秀吉が楽しみにしていた紅葉の景色は、現在にも渡る絶景スポットとなりました。
このように、醍醐寺にはどこを訪れても紅葉を楽しめるスポットが盛りだくさんです。
醍醐寺の紅葉の見ごろ時期は?
訪れるところ全てが、紅葉の絶景地となる醍醐寺。
874年に開山されてから様々な時を経て、1000年以上にも渡って私たちに素晴らしい紅葉を見せてくれました。
国内文化財と融合した厳かな雰囲気の中にたたずむ紅葉。
醍醐山の中に広大な敷地を持つ醍醐寺には、秋になるとモミジやイチョウ、コナラ、ミョウブなどが見事な景色を見せてくれます。
例年、11月中旬から色づき始めて、11月中旬から11月下旬までが紅葉の見頃となります。2018年の今年は、11月中旬から12月上旬までと少し長いようです。
色づき始める11時中旬に訪れれば、綺麗に染まった紅葉とまだ染まっていない青葉とのコントラストを楽しむことが出来ます。
見頃となる11月中旬から11月下旬に訪れれば、モミジやイチョウなどが全て綺麗に色づき、醍醐寺全体が赤やオレンジ、黄色に染まります。
見頃の時期に訪れれば、その綺麗な色合いと歴史の重みを感じる文化財、または秋晴れとなった綺麗な青空に映えるので、紅葉を思う存分楽しめることが出来るでしょう。
醍醐寺の紅葉のライトアップ情報
綺麗な青空に映える紅葉、観光する際に昼間の方が紅葉自体の色味を楽しめる、と思う方もいるかもしれません。
しかし、夜になると紅葉たちはまた違った姿を見せてくれるのでオススメです。
醍醐寺では、紅葉が色づき始める11月中旬から12月上旬までの間、夜間にライトアップを行なっています。
今年2018年は、11月16日から12月2日までの間、ライトアップを行なっています。
拝観時間は18時から20時50分(受付は20時10分には終了します)になっており、金堂、五重塔、観音堂が建つ池の周り一帯である林泉(りんせん)、無量寿苑でライトアップが施されます。
拝観料は1人1000円、団体だと800円かかります。
夜間のライトアップアップを見たいという方は、事前に予約することが必要になってきます。
夜間拝観をしたいという方は、事前予約を忘れずに行いましょう。
醍醐寺の紅葉のライトアップは、とにかく広大な敷地のため、混雑するということがありません。
ゆっくり幻想的な風景を楽しめるので、穴場となっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
昼の紅葉を楽しむも良し、
夜にライトアップされた紅葉を堪能するも良し。
ただし紅葉の見頃のシーズンになると混雑も予想されますのでお気をつけ下さい。
秀吉もお気に入りだった醍醐寺。
ぜひ皆さんも紅葉を見に行かれてはいかがでしょうか。