お彼岸にお墓参りに行く人って結構多いですよね。
ところでお彼岸の間はいつでもお墓参りに行っても良いのでしょうか?
特に午前中に行くのが良いと聞くことも多いと思います。
そこでそういったお彼岸中のお墓参りはいついけば良いのかについてまとめてみました。
あと、お彼岸中にお墓参りに行く意味についても調べてみましたので御覧ください。
お彼岸の墓参りはいついくと良いのか?
お彼岸は一年に二回、春と秋にあり、それぞれ、春分の日を含む前後3日間、秋分の日を含む前後3日間の期間を指します。
年 | 季節 | 彼岸の入り | 中日 | 彼岸の明け |
2017 | 春 | 3月17日(金) | 3月20日(月) | 3月23日(木) |
2017 | 秋 | 9月20日(水) | 9月23日(土) | 9月26日(火) |
2018 | 春 | 3月18日(日) | 3月21日(水) | 3月24日(土) |
2018 | 秋 | 9月20日(木) | 9月23日(日) | 9月26日(水) |
2019 | 春 | 3月18日(月) | 3月21日(木) | 3月24日(日) |
2019 | 秋 | 9月20日(金) | 9月23日(月) | 9月26日(木) |
2020 | 春 | 3月17日(火) | 3月20日(金) | 3月23日(月) |
2020 | 秋 | 9月19日(土) | 9月22日(火) | 9月25日(金) |
お彼岸の墓参りに関して、特に指定された日時はありません。
一般的に多いのは、お中日の、朝一や午前中に参る方法です。
この時期は最も混雑しやすい時期です。
午前中が良い理由は、夕方になるとお寺が閉まって迷惑がかかったり、夜の霊園は変質者がいるなど治安がよくないためです。
もちろん、家庭の都合やお仕事の影響により、お彼岸のお墓参り以外でも1年中行くことは可能です。
例えば、お彼岸の期間に家でお祈りをする、お彼岸の前後にお墓参りをする、お盆や正月など帰省した時にお参りするなどです。
大事なのは、自分の先祖に想いを寄せて敬う気持ちです。
時間を作って、家にある仏壇やお墓があるところに行って線香を立て、手を合わせましょう。
ご先祖様も安心し喜びます。日頃からご先祖さまを気にかける気持ちが大切です。
ご先祖様も、近しい間柄や生前関わってきた人に自分達のことを思い出してもらうのは嬉しいことなのです。
お彼岸の墓参りで午後はNGなの?
お彼岸の墓参りで午後になっても差し支えなくNGではありません。
ただし、午後ではなく、午前中が良いとされているのは、お墓参りに対する気持ちが関係していると言われています。
何かの用事のついでにお墓参りをすると行った後回しにするスタンスではなく、ご先祖様のことを思って心を込めて第一優先にお墓参りをした方が良いという点で、一般的には午前中の朝一が良いとされています。
お彼岸の時期を気にしつつ、ご自分の心情やお仕事の都合と照らしわせて、いつでも思い立った時に、墓参りに行くのが良いでしょう。
行った際は、丁寧にお墓の掃除をして、ご先祖様を敬う気持ちを忘れずに。
また、掃除の際、水で洗った際は乾いた布で水分を拭き取ってあげてください。
また、過去には夕方にお彼岸の墓参りに行くと霊がつきやすいといういわれがありましたが、お坊さん曰く、そんなことはないそうです。
なので、お彼岸の墓参りは遅くなりすぎなければ午後でも大丈夫です。
但し、治安やあなた自身の身の安全を考えますと真夜中に墓参りに行くのは避けた方が良いでしょう。
お彼岸にお墓参りをする意味とは?
お彼岸というのは、もともと、「極楽浄土」の意味を示しています。
また、春分の日や秋分の日は天文学上、昼の時間と夜の時間が一致しており、太陽が真東から昇って真西に沈む特別な日なのです。
そしてこの性質上、地球と太陽が最も近づく日でもあります。
この関連から、現世(此岸)と彼岸(あの世)が最も近いともされています。
つまり、お彼岸の期間は、ご先祖様とあなたの距離が最短距離であることを意味します。
つまり、あなたの想いがご先祖様に届きやすい日なのです。
一年の中でも、あなたの今までのご先祖様への感謝の想いが伝わりやすい特別な日なのです。
こういった意味から、ご先祖様を敬い偲ぶには、お彼岸にお墓参りするのが良いという風習が残っています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
お彼岸中のお墓参りは特に気負うことなく、
ご先祖様を敬う気持ちでお参りするのが一番です。
これといった形式やルールは特にありません。
いつまでもご先祖様を思う心を忘れずにいたいものですね。