今年もハロウィンの季節がやって来ましたね。
子供が楽しむのはもちろん、
夜の繁華街では仮想した大人達もハロウィンを楽しんでいる光景を目にしますね。
そんな毎年盛り上がりを見せるハロウィンですが、そもそもどうやってハロウィンって始まったか知っていますか?
意外と知らない人が多いのではないでしょうか。
どうしてかぼちゃなのか?ケルト人って?お菓子を配るのは何故?
などなど疑問に思いませんか、
そこで今回はハロウィンの起源についてまとめてみましたので御覧ください。
ハロウィンの起源とは?ケルト人って?
ハロウィンの起源は古代アイルランドのケルト人が行っていた祭りだと言われています。
ケルト人とは中央アジアから馬と車輪付きの乗り物を持ってヨーロッパに渡った民族です。
元々は秋の収穫をお祝いし、悪霊などを追い払う宗教的な行事だったそうです。
ケルト人の1年の終わりは10月31日で11月1日からは新年の始まりとされていました。
収穫の時期が無事に終わりこれから冬(暗闇の季節)が始まるこの時期はこの世と霊界との門が開き自由に行き来が出来ると信じられていました。
この夜には死者の霊と共に悪霊や魔女や精霊なども現れるために追い払うための魔除けの焚き木を焚いたそうです。
それから恐ろしい格好をして取り付こうとする悪い霊などを追い払おうとしたそうです。
またハロウィーンには頻繁に占いも行われたようです、日本で言うおみくじみたいなものでしょうか。
こういったケルト人の祭り事が中世になると全ての聖人を称えるキリスト教の祭事に変わりました。
そのころに、現在のハロウィーンという名前が付きました。
そして19世紀にアイルランドでは酷い飢饉にみまわれ職を求めて100万人以上がアメリカに行きました。
そのアイルランド移民が一緒に持っていったハロウィーンの伝統がアメリカにも広まったそうです。
現在では宗教的な意味合いはほとんどなく、民間行事としてハロウィンは楽しまれています。
ハロウィンの起源とは?何故かぼちゃなの?
かぼちゃといえばおばけの形にくりぬいた『 ジャック・オ・ランタン 』が有名ですよね。
このジャック・オ・ランタン(Jack of the Lantern)、ですが『 ちょうちんのジャック 』という意味で、
アイルランドの民話から来ています。
『 昔ジャックという酒好きでペテン師の男がいて、自分の魂を取ろうとした悪魔を騙して自
分の魂を取らないことを約束させました、
それからジャックは年をとって死んだ時に日頃の行いが悪く天国に行けず、地獄にはあの騙し
た悪魔がいて魂を取らないと約束したために地獄にも行けない状態になりました。
それでカブで作ったランタンに悪魔にたのんでもらった火をいれてあの世とこの世をさまよう
羽目になったという物語です。 』
このお話からもジャック・オ・ランタン自体も元々はかぼちゃではなくカブで作ったランタンだったのです。
先ほどのアイルランド移民がアメリカに来た時に沢山あるかぼちゃを使ったことで今ではハロウィンといえばかぼちゃというイメージになりました。
ちなみに、ハロウィンでよく見かけるオレンジのカボチャは甘味が少なく、アメリカでは食用としてはあまり使わないそうです。
ハロウィンでお菓子を配る起源は?
実はこの風習の起源はハッキリとよくわかっていません。
いくつかの説はあるようです。
・アメリカに移民してきたアイルランド人によって、仮装して家々を回り食べ物などを乞うた
・キリスト教では11月2日(死者の日)に家々を回ってケーキをわけてもらいながら死者達の為にお祈りをした
・お祭りの残りの食料を子供たちがもらって回った
などが今の『 トリック・オア・トリート 』と言ってお菓子をもらう元になったと言われています。
まとめ
・ハロウィンとはケルト人が行っていた日本で言うところの、お盆と正月が合わさったようなお祭りが起源とされている。
・ハロウィンの象徴ともされるカボチャのランタンはじつは元々はカブのランタンだった。
・ハロウィンでお菓子を配る理由は実はよくわかっていない。
・昔は宗教的要素のある行事だったが今は一般的な国民行事として大勢の方がこのイベントを楽しんでいる。
いかがだったでしょうか、今のハロウィンに特に重要な意味はなさそうですね。
あまり深く考えずに楽しんだ者勝ちといったところでしょうか。
皆さんも楽しいハロウィンを過ごして下さいね!