ダブルバインドで親子関係が悪化?悪いしつけ例とは?統合失調症にも?

みなさん「ダブルバインド」ってご存知でしょうか?

日本語に訳すと、二重拘束という意味らしいのです。

あまり良い感じはしませんね(汗)

簡単にいうと二つの矛盾した命令を出して相手を脅す状態です。

命令を受けた方もその矛盾に対して言い返せない状態です。

会社などのパワハラなどでもダブルバインドは結構使われていると思います。

でも実は子供のしつけにも使ってしまっている場合が多いのです。

今回は親子間のダブルバインドについてまとめてみましたので御覧ください。

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ダブルバインドによるしつけは親子関係を悪化させてしまう?

知らない間にダブルバインドをしてることはありませんか?

ダブルバインドとは「○○しないと置いていくよ」とか脅しをするようなことです。

でも実際は置いていくようなことはしないですよね?

実は子供もこの事はわかっているのです。

嘘だとわかっていても言い返せない、もし本当に置いていかれると困る。

こういうモヤモヤとした納得できない気持ちでありながら命令を聞くしかない状況にもっていく叱り方。

これがダブルバインドといわれているものです。

こういった子供のしつけを続ける事はあまり良くないと言われています。

これは親である私たちが余裕がなかったりすると言ってしまってることが多くあります。

裏を返すと親が楽をしている状態、手を抜いた叱り方をしている状態とも言えます。

もちろんそれは私自身もです。

私は5歳ともうすぐ2歳の男の子の母です。

いたずら盛りで元気いっぱいの男子兄弟です。

ある時、長男が自分がやりたいといった体操教室へ行った時の話です。

自分でやりたいといったはずなのに「あの先生には教えてもらいたくない」と言って逃げ出し、走り回ってしまいました。

その時、「自分から決めたことでしょ。やらないならお母さん嫌いになるよ」とつい言ってしまいました。

しまった!と思いました。

でも、止まりません。

何故ならこれは初めてのことではないのです。

いつも息子は新しいことから逃げ出す傾向にありました。

やらずに逃げるだけでなく、人に当たって叩いたりもしてました。

つもりつもっていたのです。

でもそんな言葉で納得してくれるはずもありません。

息子は怒って、泣いて、最悪な雰囲気になってしまったのです。

今思えば、私自身がダブルバインドを自分の母親から受けていたように思えます。

私の母親はものすごく教育熱心でした。

時代もあったと思いますが、学力主義でテストが悪いと心底幻滅されてました。

これは小学生の頃のお話です。

部活を毎日頑張っていた私に、嬉しいことがありました。

運動部の私はレギュラーになれたのです。

ですが、その報告をしてすぐに部活を辞めることになりました。

何故なら親から「成績が下がってるからレギュラーをやめなさい」と言われたのです。

当時の私は親に反抗もできず、レギュラーを辞退しました。

そして、そのまま辞めました。

自分の中では部活をやり込み一流選手になるなどのレベルにはいかずとも自信をつけれたきっかけになってました。

ですが、それがなくなり、思考することをやめてしまうようになりました。

当時の私は、「○○やってもどうせ親の言う通りにさせられる」という思考になっていたのです。

こういった事の積み重ねで親子の信頼関係は崩れていってしまうかもしれません。

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ダブルバインドによる子供に対してのしつけで悪い例

自分の意見を言うことすら許されない環境にいるとこどもの気持ちは抑圧されます。

子供が自分の意見を言うことはとても大事です。

自分で考え、発言するのは勇気のある行動です。

そこに大人からするとおかしいと思うことがあったとしても、まず子供の意見を聞くことは、認められたという嬉しい気持ちになります。

親は子供には幸せになってもらいたいと思ってます。

人の気持ちを考えられる優しい子に、自分の意見をきちんと話せられる子に。

それは1日だけではできないことです。

毎日繰り返してシンプルな声かけを続けることしかないのです。

「危ないから○○しないでね。お母さん嫌いになるよ」

ではなく、

「危ないから○○しないでね。怪我したらお母さん悲しいよ」

言葉をシンプルに、脅さないように。

いつかそれが言い返してくる年齢になった頃に今度は

「○○やってくれないなら、学校いかないから」

と悲しい言葉を言われないように。

私自身に言い聞かせて日々過ごしていきたいです。

まずは何かあった時、おこるべき事であったとしても、

「どうしたの?」

子供の言い分を聞いてあげる、いや言い訳かもしれません。

それでも聞いてあげる事が非常に大切です。

その後で悪いことはシンプルに説明してしかってあげましょう。

ダブルバインドで統合失調症になる可能性も?

ダブルバインドが多い家庭で育った子供は、

統合失調症になる可能性が高いといわれています。

それはそのはずです、

親の権限で押さえつけられる様に叱られ続けると、

何も言い返せず、全部自分の中に溜め込んでしまっている状態です。

ストレスが溜まらないわけはありませんよね。

そういったことから、

・人と関わりたがらない

・感情が薄い

・無気力、無関心

こういった傾向のある子どもに育ってしまうかもしれません。

最悪の場合は自分の思考が混乱してしまい、

考えにも一貫性がなくなってしまうこともあるのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

子育て中の方でご自身もダブルバインドをしていたと

思った方もいらっしゃるかもしれません。

子育ては非常に忍耐が必要なものです。

時には感情的になる事もあります。

人間なんですから。

しかたがない時もありますよ。

でも子供も実は色んなことわかっているんです。

大人以上にある意味正直なんです。

激しく叱ることも時には必要です。

ですが大人の都合で、大人の権力で押さえつけるような叱り方。

これは出来るだけ控えるようにしましょう。

難しい事ですが無償の愛をたっぷりと子供に注いであげましょうね。

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