てんさい糖と砂糖やきび砂糖との違いとは?どちらが体に良いの?

みなさん『てんさい糖』ってご存知でしょうか?

見かけることはあるけれども使ったことはないなぁ。

こういった方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は普通の砂糖やきび砂糖とてんさい糖の違いについてまとめてみました。

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てんさい糖と普通の砂糖の違いとは?体に良いのはどちらか?

スーパーの砂糖コーナーに行くと、いろいろな砂糖が並んでいます。

砂糖なんて全部同じじゃないのと思うかもしれませんが、種類によって、栄養から味、原材料まで違うんです。

普通の砂糖はサトウキビからできています。

サトウキビはイネ科サトウキビ属の背の高い植物で、茎を砕いて絞って砂糖にします。

普通の砂糖の他、黒砂糖、きび砂糖、三温糖、グラニュー糖などが、サトウキビから作られています。

一方、てんさい糖はヒユ科の「てんさい」という野菜から作られる薄茶色をした砂糖です。

てんさいはサトウダイコンとも呼ばれ、大根のように太い根っこを絞って砂糖を作ります。

名前がサトウダイコンでも、煮て食べる大根とは関係ありません。

てんさい糖も甘いに変わりはありませんが、サトウキビから作る普通の砂糖に比べ、柔らかい甘さで、少しコクがあります。

同じ分量で味つけをして食べ比べると、砂糖の方が甘く、てんさい糖での味つけは甘味が足りないと思う方もいます。

そこらへんは好みなので、分量を増やすなりして使えば、問題ありません。

普通の砂糖との大きな違いは、栄養成分です。

てんさい糖にはオリゴ糖やミネラルがたくさん含まれています。

また、普通の砂糖を含め、サトウキビから作った砂糖は、体を冷やす性質があります。

反対にてんさい糖は体を温める性質です。

これは原材料のサトウキビは熱帯に生える植物で、てんさいは寒い場所でとれる植物だからです。

消化吸収も普通の砂糖の方が早く、てんさい糖はゆっくりです。

これは精製されているかいないかの違いから出てくる差です。

てんさい糖と普通の砂糖と、どちらが体にいいかといえば、栄養分の多さや体を温めることから、てんさい糖の方がいいといえるでしょう。

ただし、てんさい糖でも精製していない薄茶色の状態のものに限ります。

白くなるまで精製したてんさい上白糖もありますが、こちらは普通の砂糖と同じでミネラルもオリゴ糖も含まれていません。

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てんさい糖ときび砂糖の違いとは?体に良いのはどちらか?

体にいいといわれるてんさい糖ですが、似たような薄茶色の砂糖にきび砂糖があります。

この二つの違いは原材料です。

てんさい糖は「てんさい」という植物から作る砂糖、きび砂糖はサトウキビから作る砂糖です。

では、きび砂糖がどうして普通の砂糖のように白くないかというと、きび砂糖はほとんど精製していないからです。

サトウキビの茎を砕いて絞り、煮詰めて作ったものが黒砂糖やきび砂糖です。

かなりコクが強く、くどいと思う方も少なくありません。

これを精製していくと、真っ白な普通の砂糖ができあがります。

精製の間に不純物と一緒にミネラルもなくなってしまいます。

ですから、精製前であるきび砂糖は、てんさい糖と同じく、ミネラルたっぷりの栄養価の高い砂糖だといえます。

精製されていませんから、消化吸収がゆっくりなのもてんさい糖と同じです。

消化吸収がゆっくりだと、血糖値の上昇もゆるやかになってお腹もすきにくくなります。

なので、てんさい糖もきび砂糖もダイエットに向いていますし、生活習慣病の予防にもなる体に良い砂糖です。

では、てんさい糖ときび砂糖、どちらも同じくらい健康に良いかというと、てんさい糖の方がさらに良くなります。

それは、てんさい糖にはオリゴ糖が含まれているからです。

オリゴ糖はお腹に優しいビフィズス菌を増やす作用があり、腸内環境を整えてくれます。

また、きび砂糖は熱帯原産のサトウキビが原料なので、体を冷やす性質があります。

それを考えると、女性、特に冷え症の方はきび砂糖よりてんさい糖の方がお勧めです。

ちなみに同じ薄茶色の砂糖に三温糖もありますが、これは精製した白砂糖にカラメルで色を付けたものなので、きび砂糖とは栄養価が全然違います。

まとめ

いかがだったでしょうか。

てんさい糖はやさしい甘さで、しかも体にも優しいことがわかりました。

これを機会に一度てんさい糖も試してみてはいかがでしょうか。

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