現在は高齢化社会になり、どんどん寿命が延びていっています。
お年寄りの方には寝たきりにならずに元気に過ごしてもらいたいですよね。
そのために軽い運動をすることはとても大切な習慣となります。
毎日を元気に楽しく暮らすために、また寿命を延ばすためにも是非毎日の生活に運動を取り入れましょう。
今回はお年寄りにも出来る椅子に座ったままできる運動とストレッチについてまとめてみましたので御覧ください。
高齢者の方が椅子に座ったままで出来る体操は?
高齢者になると身体を動かす機会が減っていきます身体は定期的に動かすことで、筋肉機能の低下予防や認知症予防にも繋がりますので心身共に健康にいられる為にもなるべく毎日動かすようにしましょう。
ここで、車椅子に乗っている方や、歩くのが困難な方などの為に椅子に座ったまま出来る体操を紹介したいと思います。
①リラックスすることが大事ですので1番に深呼吸をしましょう。身体の力を抜いてから始めましょう。
②手首と足首の体操です。
1.右回りに回す
2.左回りに回す
3.脱力してブラブラするこれを計10回~20回ほど動かしましょう。
手首や足首は食事をする際や物を持ったり歩行するのに生活するにおいてとても重要な部分ですのでしっかりほぐして下さい。
③手をグーにしパーに開く握る開くをリズムよく何度も繰り返して下さい。
開いた際はしっかり指の先までピンと伸ばすようにしっかり開いて下さい。
握力だけでなく、腕にも効いてきます。これは足の指も同様に行なって下さい。
末梢神経を動かすと脳が活性化する効果がありますので、物忘れなどの予防にもなります。
④首をほぐします。
1.右回りに回す
2.左回りに回す
3.前後に倒す
4.左右に倒すこれを10回~20回ほどです。
首をほぐすことで、血流が良くなり肩こりや偏頭痛などが緩和されます。
首は多くの神経が通っている重要な部位ですので、急激に動かすと逆に悪くする恐れがありますので少しずつゆっくり行うようにして下さい。
ゆっくり動かしても十分効果は得られます。
⑤肩を上げて肩を下げる。
ポイントはゆっくり3秒以上時間をかけて行うことです。
上げるのに3秒以上、下げるのに3秒以上です。簡単なことですが、血流を良くし、肩こりを緩和させることが出来ます。
日常生活で肩の上げ下げというのはあまりありませんので、この時にしっかり動かしてほぐしておきましょう。
⑥両手を合掌の形にし、胸の前で手の平に力を入れて押して力を抜くを繰り返します。
これは胸の筋肉を鍛えるのに効果的です。
筋肉を鍛えることで代謝が良くなります。姿勢を良くする効果もあります。
⑦胸を後ろにそらし元に戻す、前にそらし元に戻す。
これを1つに3秒以上かけてゆっくり行なって下さい。
背中の筋肉をほぐす効果がありますので、腰痛に効果的です。
以上、全て椅子に座ったまま出来る簡単な体操です。
筋肉が固まってくると痛みがでてくるそうですので、毎日少しでも行うことが大事です。
その時はゆっくり行うこと、リラックスすること、決して無理しないように体調を見ながら行なって下さい。
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高齢者の方が椅子に座ったままで出来るストレッチは?
運動をしていない高齢者は、急に運動をしても危険なので、簡単に、椅子に座ってできるストレッチから始めてみてはいかがでしょうか。
椅子に座ってできるストレッチには、首のストレッチ、肩、肩甲骨のストレッチ、指のストレッチ、胸のストレッチ、腰の前後ストレッチ、お尻のストレッチ、膝のストレッチなどがあります。
・首のストレッチ
首のストレッチでは、椅子に座り、肩の力を抜き、ゆっくりと顔を横に回します。
反対側も同じように行います。首を伸ばしていくことで首の柔軟性を高めることができます。
首を回すと肩こりに効果があります。
・肩、肩甲骨のストレッチ
肩、肩甲骨のストレッチは、椅子に座り、胸の前で肘に腕をかけます。
身体をひねり、胸をひきよせます。
ゆっくりと元の位置に戻します。
肩甲骨を意識し、背中が曲がらないように意識し、大きく肩を回します。前後回し10回程度します。
運動前の準備運動や更衣動作の訓練になります。
・指のストレッチ
指のストレッチは、椅子に座り、母指や手首の柔軟性を高めるストレッチで、親指の付け根を握り、握った親指を手前に引き、手首をそらせます。
親指は日常でもつまんだりなど使うことが多いので疲労がたまりやすいので日頃からストレッチをしておきましょう。
・胸のストレッチ
胸のストレッチは、椅子に座り、後方で両手を組み、肘を伸ばし腕を上げます。
胸のストレッチは、柔軟性や姿勢改善に効果が期待できます。
・腰のストレッチ
腰のストレッチは、椅子に浅く座ります。背中を丸め可能な限り身体を前に倒します。
高齢者のこの運動は、骨盤の前傾を伴うので立ち上がりの運動にもなります。
・お尻のストレッチ
お尻のストレッチは、椅子に座り、かかとを合わせます。
かかとを合わせたまま両脚を開きます。
高齢者は内転筋が緊張状態になっていることが多いので、お尻のストレッチで緊張をほぐしていきましょう。
・膝のストレッチ
膝のストレッチでは、椅子に座り片膝に手を当てて、膝を押し付けます。
この座ってできる膝の運動ではハムストリングの柔軟性を高めるストレッチになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
高齢者の方は身体を動かすことが少なくなり、それにともない、血行の循環が悪くなったり、筋肉が凝って固まってしまうこともあります。
筋力アップや生活習慣のためにも簡単な椅子に座ってできるストレッチや運動を始めてみませんか。
気分もリフレッシュ出来ていいかもしれませんよ。