みなさんカンジダ症ってご存知でしょうか。
カンジダ属の真菌でカビの一種(日本カビ)なのですが、
もともとは体内にある菌で特に女性がよく感染しやすい病気です。
このカンジダ症が発症してしまった場合で、
赤ちゃんや小さいお子さんをお持ちの方は感染が心配ですよね。
そこでカンジダ症は日常生活でうつるのか?うつる確率は?
お風呂で感染するのか?についてまとめてみましたので御覧ください。
カンジダ症(日本カビ)はうつる!?日常生活で赤ちゃんや子供にも感染の可能性はあるの!?
カンジダはカビの一種で少量は常に私たち人間の身体の中で生息しています。
通常は免疫によってその繁殖は押さえられていますが、体調を崩したりなどして抵抗力が落ちると繁殖してしまうときがあります。
珍しい病気でなく誰しもが発病するものなのですね。
赤ちゃんや小さいお子さんがいる家庭だとその感染が気になるところですが、ちゃんとした対応をすると移らないようです。
カンジダを発症した母親がその部位に触り、そのまま手を洗わずにミルクを作ったり、授乳したり、何かの拍子で赤ちゃんの口を触ったりする。
そして、その触られた赤ちゃんがたまたま免疫が弱っていたなどの偶然が重なれば感染する可能性はあるようです。
幼児の場合も同じでよほどの場合でない限り日常生活でうつしてしまう事はほぼありません。
母親が手洗いなどをしっかりしているならあまり心配はないですね。
一方、妊娠中のカンジダ腟炎の感染は要注意です。
カンジダ腟炎はお腹の中にいる赤ちゃんには直接影響をあたえません。
しかし出産時にカンジダ腟炎を発症していると赤ちゃんが産道を通るときに感染してしまうことがあるのです。
その可能性は約10パーセントだと言われています。
この10パーセントの数字を高いと受けとるか低いと受けとるかは人それぞれだと思いますが、できれば赤ちゃんの感染は避けたいですよね。
妊娠中はカンジダ腟炎になりやすくなってしまいます。
つわりなどで体力が低下し、免疫が弱くなってしまうからです。
まずはしっかり休息、睡眠をとりましょう。
それでも、どうしてもカンジダ腟炎になってしまったときは早期の治療が鍵になります。
何か違和感を感じればすぐに医師に相談しましょうね。
カンジダ症(日本カビ)はうつる!?お風呂で感染するのか?
カンジダが発症すると、まず悩むことは「赤ちゃんと一緒にお風呂に入っていいのか」ですよね。
カンジダ症は家族のお風呂で感染することは、まずありません。
お風呂では常に菌を洗い流している状態になっているので感染しにくくなっています。
ただし、体調を崩したりと免疫が弱くなっている赤ちゃんへの感染は多少可能性がありますので気をつけてくださいね。
入浴後の身体を復タオルなどは念のため一緒のタオルを使用することは避けたほうがよいでしょう。
健康体であれば、お風呂でカンジダ症に感染することはまずないようです。
気をつけて欲しきときは、体調を崩しているとき、妊娠中のときなどです。
カンジダを発症している家族がいるときは一緒に入浴することは避けましょう。
公衆浴場や温泉もなるべく入らないようにしたほうが良いですね。
カンジダが発症しやすい条件は適度な温度、高い湿度、そして薄暗い場所になります。
温泉などは体調を崩しているときに長時間入ると、カンジダ菌の活動が活発になってしまいます。
そして、そのまま発症してしまう人も多いので気を付けてください。
すでに、発症し治療中の人もカンジダ菌の活動が活発になると治りが遅くなってしまいます。
長風呂は控えたほうが良いですね。
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カンジダ症(日本カビ)はうつる!?その確率とは…
カンジダの感染経路では対人による場合もありますが、やはり「自己感染」も多いのが特徴です。
つまり自分の免疫力が弱ったときに自己が保有していたカンジダ菌の活動が活発になり発症してしまうケースです。
成人女性で約10%、妊婦だと約30%がカンジダ菌を保有していると言われています。
そして、その中でも治療が必要とされているものが15%~30%です。
男性よりも女性のほうが発症しやすく、女性は4人中3人は一度は発症するであろうと言われています。
しかも、再発率も高く慢性化してしまう可能性もあるのです。
薬などを服用して症状が緩和されると安心して、治ったと思い込んでしまう人もいます。
そうなるとカンジダを繰り返し発症してしまうこともありますので、医師の指示に従いしっかり治療を受けることが大切です。
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか?
カンジダがうつるかについてはそれほど神経質にならなくても良さそうですね。
どんな病気に対してもそうですが、
感染を防ぐためには日頃から免疫力を高めておくことはとても重要です。
規則正しい生活と食事、睡眠はしっかりとりましょうね。