大動脈剥離ってどんな病気?死亡率は?どんな痛み?予防法は?

みなさん大動脈剥離ってご存知でしょうか?

血管が破裂する病気なのですが、

何の前触れもなく、急に発症する場合も…

今回はこの大動脈剥離について

まとめてみましたので御覧ください。

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大動脈剥離ってどんな病気?死亡率は?

大動脈とは、まず3層の構造になっており、それぞれが外膜、中膜、内膜と呼ばれています。

大動脈剥離とは、その3層構造の中の「内膜」の部分になんらかの要因で裂け目が出来てしまい、その外側にある「中膜」の中に血液が入り込み、大動脈が二つに裂ける事を言います。

似たような言葉で大動脈解離と呼ばれることもあるそうです。

大動脈剥離は70代が発症ピークとなっていますが、30代、40代にも少なくない病気です。

症状としては、前兆がほとんどありません。

ただ、亀裂が入った内膜が剥がれて移動した場合、他の動脈をそれで塞いでしまう事があります。

その時に、手足の神経障害や心臓発作、腎臓障害など様々な症状が出ることがあります。

また、脈が弱くなるので脈を測れなくなることもあります。

腎臓機能に障害が出るので、尿が異常に多くなったり、血尿が出るなどの症状も出てきます。

しかし、誘発された別の事象が起こらない限り、症状がそこまで出ない様です。

なので前兆はなく、進行し破けてしまってからはじめて気づく事が多いのですぐに対処が必要になる病気に分類されています。

原因はまだ不明な点が多いものですが、高血圧や動脈硬化などが関係しているとも言われています。

唐突に起こることが多いですが、高血圧が関係している事から、高血圧気味の人は普段から気をつけた方が良さそうです。

もし何かしらの症状が出ても対処せず、二週間放置した場合には死亡率は75%になる心臓疾患の一つです。

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大動脈剥離はどんな痛み?

一番の特徴としては、バットで殴られた様な激痛が胸に出ます。

とてつもない激痛なので、大体の人がここですぐに救急車を呼ぶこととなります。

中には胸ではなく背中が痛む、全身を這うように激痛が走る、

背中から腰へ移動していくなど、痛みが他の部分で出ることもあります。

これは心臓の構造上、上に向かって大動脈が出てから弓状に曲がって背骨横を通って、

腹部や腰部と伸びているので、裂けた場所が広がると段々移動していくということになります。

また、内膜が剥がれ中膜が破裂した為に起こる物なので、

この時点で突然死することも少なくありません。

あまりの激痛ですが、時間を置けば少し収まり、

ですが持続的に痛みを感じる状態が続いていきます。

この状態を耐えれる人も多く、若干痛いけど大丈夫と放置してしまう人も少なからずいるそう。

しかし、唐突に激痛が走っている事から、

異常事態なのは確かなので出来るだけ早く病院へ診察しに行って頂きたいものです。

大動脈剥離の予防方法は?

大動脈剥離の予防方法としては、高血圧が原因と考えられているので、

高血圧の予防法に近くなっていきます。

例えば塩分の取りすぎは血圧上昇に繋がるので、薄味を心がける。

食べすぎは肥満から高血圧に繋がるので、

よく言われる「腹八分にとどめる」を意識した食事をとる。

アルコールは一時的に血圧を下げる効果があるものの、

飲み続けると高血圧の原因になるので控える。

タバコは血管を収縮させてしまい、結果血圧を上げてしまうのでやめる。

寒さなどの温度差によって、心臓に負担がかかるので、温度差があまりないように心がける、

また寒暖差のある場所へ移動するときは、

厚着をして外に出て、室内に入るときは脱ぐなどを心がける。

などが挙げられます。

また、便秘をするとトイレの際いきむので、

頭に血が上る=血圧が上がるということで便秘予防なども効果的のようです。

一般的に言われている、健康的な生活で殆ど解決出来ることなので、

普段から健康的な生活を心がけることが一番大事なのではないでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。

大動脈剥離って怖いんですね。

まだまだ私達が知らないような病気もあると思います。

全ての病気に言える事ですが、

規則正しい生活、食事、

適度の運動。

そしてストレス!

心がけましょうね。

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